「古都奈良の文化財」とはHistorical Monuments of Ancient Nara
奈良市を代表する、
東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・
元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡。
「古都奈良の文化財」として1998年に世界遺産登録され、
2023年は登録から25周年の記念の年です。
共通拝観券や、特別御朱印をはじめ、記念イベントも実施。
ぜひこの機会に、奈良市へお越しください。
東大寺
Todaiji Temple奈良時代に聖武天皇が創建。像高約15mもの巨大な「大仏さま」で知られ、鎮座する大仏殿(金堂)は、木造建造物としては世界最大級。金剛力士像が立つ南大門、修二会(お水取り)で知られる二月堂などがある。
興福寺
Kohfukuji Temple平城京遷都を主導した藤原不比等(ふじわらのふひと)によって創建。藤原氏の繁栄とともに隆盛し、中世には大和一国を治めた。古都奈良のシンボルでもある五重塔(修理中)や、鎌倉時代に再建された三重塔や北円堂などの国宝建造物が伝えられている。
春日大社
Kasugataisha Shrine全国に約3,000社あるという、春日神社の総本社。創建は奈良時代で、その際、主祭神の武甕槌(たけみかづち)命は茨城県の鹿島から白鹿に乗って来たとの伝承から、一帯では昔から、神の使いとして鹿が大切にされてきた。
春日山原始林
Kasugayama Primeval Forest春日大社の神山として1000年以上も入山、樹木伐採、狩猟が禁じられていた。自然のままの原始林が残っている。
元興寺
Gangoji Temple前身は、6世紀末に飛鳥に建立された日本初の本格寺院・法興寺(飛鳥寺)。平城遷都に伴い現在の地に新築移建し、名を元興寺と改めた。奈良時代の五重小塔や僧坊など、古代から中世の文化財が残されている。
薬師寺
Yakushiji Temple天武天皇が藤原京で建立を発願し、平城遷都に伴い現在地に遷された。本尊の薬師三尊像は白鳳期の仏教美術の最高傑作として名高い。令和5年4月、解体修理を終えた東塔が落慶。
唐招提寺
Toshodaiji Temple奈良時代に、聖武天皇の招きで来日した唐の高僧・鑑真大和上が創建。その後、大火に遭うこともなかった境内には、『天平の甍』で有名な金堂、講堂など4棟の貴重な天平建築が残る。
平城宮跡
Nara Palace Site710年に藤原京より遷都された平城京の中心であった平城宮の宮跡。四季の移り変わりを感じられる自然の風景も魅力。